ご挨拶
拝啓
晩冬の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のことと⼼よりお喜び申し上げます。
今年は⼤きな災害や事故のない、⽐較的穏やかな年明けとなったことに安堵しているものの、未だ能登半島地震からの復興は道半ばであり、ウクライナやパレスチナでの戦争も続いており、新聞等を⾒ても、来るべき危機に備えるべしとの論調も多く、先⾏きの⾒えない状況に変わりはありません。
このような状況は、我々が信じる正しさ(正義)が揺らいでいることが原因であると⾔えるかもしれません。⾃由や⺠主主義という共通の価値にかわり、それぞれが⾃分(達)の正しさ(正義)を振りかざし、根拠もなく他者を攻撃する、それをSNS 等が助⻑する。⾃分(達)さえ良ければそれで良いと考える。
このような状況は、基本的⼈権の擁護と社会正義の実現を使命とする弁護⼠として、決して容認できるものではありません。⻑い正⽉休暇のおかげで、弁護⼠としての原点を思い出すことができました。
このような世の中であるからこそ、法律の専⾨家として、法が求める公平・公正を旨として、変化の激しい世の中をどのように⾒通していけるのか、どうしたら皆様の企業活動により奉仕することができるのか、⽇々覚悟をもって精進してまいります。
さて、⾝の周りに⽬を転じれば、当事務所は事務所設⽴6 周年を迎え、⽇々平和に業務を遂⾏しております。これもひとえに皆様の温かいご⽀援とご協⼒の賜と、あらためて感謝申し上げます。これからも皆様と共に歩んで参るべく、事務所員⼀同、思いを新たに業務に邁進します。
皆様におかれましては、本年も、より⼀層のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
敬具
令和7年1月吉日
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